硬派に生きれ「さかさあ」

硬派な冬将軍


たまに現れる
将軍である、ヂェネラアルである。やはりたまに現れてこその将軍。滅法現れてはただの二等兵。数年に一度訪れては、将軍風吹かしてこそ真の尊敬される冬将軍たろう。今年なぞはまだまだ将軍足りず。いや、まさに今年はただの冬中尉。いつぞやの冬将軍、現れたるや否や、あたり一面雪へと覆われ、しかあもその雪凍り付き、地面からつらら突きいで、空気中水分凍り付き、ゆわゆるダヰヤモンドダスト発生。伺候して後ヘリウム浮遊する空間となす。外へ出るやいなやコオルドスリープにて未来への時間旅行気分。全く将軍は強い。
勲章が多い
将軍なりたるは勲章もまこと多し。先日は国有鉄道の駅舎より飛び出したる酔い客助け出し自らは瀕死の重傷おいたる。たうぜん、国有警察より表彰さるるが、「我なぞ、まだほんのひよっこの冬将軍なりよ、卓越卓越」と謙遜したるはまこと潔し。国有警察も「そが潔し」と超大一等旭日大和人命救助賞たる燦然たる勲あたゆは、ペーソス溢れまくるる出来事にて、明日の夕刊に大きく取り上げらるるは我の記憶に強し。他にも日本雪だるま連盟よりの勲、あるひは西トンガつらら同好会よりの感謝勲なぞ勲章ではギネス。
寒い
とにかく何から何まで寒しこと、将軍級。先日などジャージに革靴で町中を闊歩せしむ。まさに寒し。さらに釣り銭の一円を「カンガルー募金に寄付せよ」なぞ申し開く。まさにまさに寒し。
身の引き際が潔くない
通常の将軍なれば、身の引き際潔きこそ全く真の武将たりうる。マツカアサーなぞはその点「我ここへと帰りたるや」と言い残し潔くなし。なれど冬将軍、たまに弥生に雪なぞ降らす。まったく潔くなし。しかし潔くなしこそ真の冬将軍なりて、季節の変わり目の雪や霜にて人身を拐かし、ひいては風邪の帝王足りうるはまこと怖し。恐るべきはウヰルスと結託したる冬将軍よ。