硬派なノートパソコン
- 外付マウスは不可
- 本来持ち歩きいざ何か有りたる時、ささっととりいだし、起動してこそ雑記帳型電脳。その意味からも鼠式外部入力装置なぞ外付いたすはまったくもって邪道。本来の雑記帳型電脳の精神に反しており魔女先生に舌抜かれるよし覚悟いたせ。
- 常に持ち歩け
- たとい、死地に赴く時も、あるひはNHKに見学に行くときも、常に持ち歩いてこそ雑記帳型電脳は進化発揮す。従ひて、学校の授業に、工事現場に、ウインドウ・サーフィンに、素潜りに、海女に、宇宙に、行楽のお供に、ちょっとその辺を流してくるときに、むしゃくしゃしているときに、風邪をひいた朝に、人生に疲れた夜に、気怠い午後に、どうしても言わなくてはいけないと思いつつ言い出せないそんなもどかしさを感じた時に、雑記帳型電脳はきっと見方となり貴公をお守り申す。
- 何でも入力せよ
- 近年、入力し、電網手紙のみ送信できうる、あるひは、メモ紙代わりになぞの、いわゆる携帯式雑記小型電脳が流行っておるが、あのような記憶装置が随時的接続記憶電脳では本来の入力道極められぬ。やはり硬盤保存電脳にて情報保存をば行う雑記帳型電脳にて何でも入力をば行へ。これは出来うれば自宅へと持ちい帰りて直接自宅電網経由などで電網本体なぞへと転送するがよし。さもなくば、たといば、旅先で狙撃され雑記帳型電脳が胸に入っていたため助かった等の時、入力されておる重大な情報、十年前の本日今夜のおかずなぞ、はすべてうしなわるる。
- エレキは常に少しは残せ
- もし、雪山で遭難し、洞穴なぞで一夜明かさねばならぬ時、恋人同士なぞは裸体にて暖をとりあへるが、一人の場合、あるひはどうしようもなく気に喰わぬ者同志の場合、とてもではないが抱擁しあうのであれば死を覚悟す。このやうな場合、雑記帳型電脳があれば暖はおろか、熱伝導率の良きものの場合、ラーメンすらも作りうる八もしれぬ。しかし、エレキなき場合、少しも反応せず、従って熱も出ぬ。やはりエレキは常に少しは残さねば死。
- あらゆる手段で接続せよ
- たとえば地下街はピイエイチエス。富士山頂は携帯電話。チョモラムマ山頂はイリヂウム。海底二万哩は海底ケエブル。宇宙は亜空間通信などで常に世界電網的に繋いでこそ真の雑記帳型電脳使いと言えよう。「OFF会のお知らせでぇす、僕のホメパゲ見てくださいませませ」なぞと旅先で行へばまさに注目の的にてモテモテ。